予防について
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プロケアとセルフケア
歯の健康を保つために、予防歯科があります。
予防歯科には、定期健診の時に歯科医に行ってもらう「プロケア」と、歯科医の指導をもとに日ごろご自身で行っていただく「セルフケア」があります。
プロケア
プロケアは主に以下の3つで構成されます。
PMTC
PMTCとは、「Professional Mechanical Tooth Cleaning（プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング）」の頭文字を取っています。
歯科医や歯科衛生士が専用の機械を使って、歯みがきでは落としきれない歯の汚れやバイオフィルムを取り除きます。施術後は汚れがつきにくくなる効果もあります。
PMTCでは多くの細菌を取り除けるため、虫歯や歯周病を予防できます。
EMS社のエアフローもPMTCの一種になります。
プロービング
プロービングという歯周病の検査があります。プローブと呼ばれる針状の器具を使って、歯周ポケットの深さなど、歯肉の状態を調べます。この検査を定期的に行うことで、歯周病を早期に発見し、予防できます。
歯周病になっていても、特に初期の段階では気がつきにくいため、歯科医院などでこのような検査を受けないと正確には診断できません。
ブラッシング指導
人の顔に個性があるように、口内の環境も人それぞれです。歯並びや唾液の質などで変化してきます。そのため、ブラッシングも一人ひとりに合わせる必要があります。
歯科衛生士が患者様一人ひとりのお口の状態に合わせたブラッシング方法を指導します。歯ブラシ選びのポイントなどもあわせてご提案します。
これをもとに、ご自宅で日々予防歯科に取り組んでください。
セルフケア
歯みがき
歯科医や歯科衛生士に指導してもらったブラッシング方法をもとに、日々歯みがきを行ってください。時間がたつと段々クセが出て、みがき残しが出てきてしまいますので、定期健診に欠かさず行き、クセを直してもらいましょう。
正しい歯みがきを毎日行うことが、最も大事で効果的な予防になります。
歯磨剤
一般的には歯みがき粉と呼びますが、歯磨剤は様々な種類のものが市販されています。これも歯ブラシ同様、患者様のお口の状態に合ったものを歯科医院で提案してもらいましょう。
フッ素が入ったものはむし歯対策になりますし、歯周病対策のものや知覚過敏用のものもあります。
デンタルフロス・デンタルリンス
歯ブラシによる歯みがきだけでは、どうしても歯の隙間にみがき残しが出てきてしまいます。歯間ブラシやデンタルフロスはそれを補ってくれます。
デンタルリンスは仕上げとして使用します。就寝中の口の中は唾液の量が減りますので、細菌が繁殖しやすくなります。それを防ぐため、口の中を殺菌します。
定期健診
我流のセルフケアでは歯の健康を維持することは難しいでしょう。専門家の指導を受け、正しいセルフケアを維持・継続するために、定期的に健診を受けましょう。
また、歯の病気の早期発見という意味でも定期健診は大事です。早期に見つかれば、少ない時間とお金で治すことも可能です。目安としては3～6ヶ月に一度が望ましいです。歯科医・歯科衛生士と二人三脚で歯の健康を目指しましょう。
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